自立支援ケアの
取組み
「おむつゼロ」
さくらの杜では、ご入居者の皆さまが健やかに自立した生活ができるように、
全施設をあげて、「おむつゼロ」自立支援ケアに積極的にとりくんでおります。
自立支援に向けた4つのケア
「水」は健康のみなもとです!
高齢者の体の半分は水でできています。水は生きるために欠かすことのできないものです。
では、その大切な水分が不足するとどうなるのでしょう? 実は、体から1%水分が少なくなるだけで眠くなったり、イライラしたりしてしまいます。もちろん、お通じも悪くなってしまいます。
さくらの杜では「1日1500mlの水分補給」を水分ケアとしておこなっています。
※個別性に合わせて調整しています。
栄養はしっかり1日1500カロリー
私たちの体は、栄養を摂ることにより活動エネルギーが賄われています。それは年齢を重ねても同じです。また高齢だからこそ栄養の質・量にも配慮が必要です。
食事は口から、しっかりと噛んで食べられるようにペースト食でなく常食を目指します。食物繊維も摂り、快いお通じ習慣へと導きます。
身心の快適に欠かせないトイレ習慣
トイレに行くことは健康的な生活リズムを整えるための大切な身体活動です(※)。
食後にトイレに座って自力で用が足せるように、私たちは「おむつゼロ」ケアの活動に力を入れております。安心パンツやパッド等へと、できるかぎり健康的に生理学にかなった排泄ケアを目指しております。
※トイレでの排泄が困難になったとき、これまで多数の介護現場で安易に紙おむつが使われてきました。高分子吸収体(ポリマー)の入った高機能の紙おむつが開発され、利便性がよくなったことはもちろん悪いことではありません。しかしその一方で、尿だけでなく大便までもそこに排泄させるというやり方は高齢者の尊厳を著しく傷つけ、多くの認知症を生むという残念な結果にもつながりました。
歩くことで健康に!
私たちは、なぜ寝たきりにならないのでしょう。それは毎日歩いているからです。水分と栄養をしっかり摂り、毎日歩くことが健康的な生活をつくります。また、歩くことで胃と大腸が活発に動き快便にもつながります。イキイキとした生活の実現に向けて、歩くためのケアも怠りません。
4つのケアの実施により、日中おむつを外して過ごすことができるようになります。